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 Inside Ballet technique
引き続き、Ballet Beautiful に因む話。
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エクササイズ全体を通じて繰り返される "pulling up(your center)." や "open your chest." の意味を正確に理解したくて手にした本がこれ。
当初は図書館で借り、予約にかかっていない幸運に恵まれ貸出を延長して熱中。
それでも一向に読破できないことにむしろ嬉しささえ感じて迷わず購入。
ここしばらくまさに手当り次第な勢いで何冊ものバレエ教本に手を伸ばしましたが、これが唯一手元に置いておきたいと思った一冊でした。

内容は解剖学と運動学の両面からバレエにおける体の動きを解説したもの。
しかし。其の実は、バレエに限らず、あるいは運動するしないに関わらず、多くの人にとってバイブルになる得る一冊だと思う。
体の仕組みそのものに加えてそれをいかに使うべきかまでを同時に(しかもここまで丁寧且つ的確に)解説してくれる本があろうとは・・・ !

著者はこの本をダンサーおよびバレエ指導者に向けて書いたと語っていて、そのどちらでもない私が読み進むのはなかなかスムーズには行かず。
まず各部の名称や専門用語がわからない。それら意味のわからない単語が多用されているので内容が頭に入らない。用語集や辞書を引き引き進んで一旦納得しても、付け焼刃では理解を維持できず、何度も何度も読み返して初めて何かがわかるという感じです。
その過程は確かに根気を要するのですが、それでも投げ出す気が起らないのは内容が大変濃く非常に面白いから。そこに尽きます。




筋肉とは?
関節とは?
正しい姿勢とは何か。
体を真っ直ぐに保つとは何か。
肩を下げるとは。引き上げるとは。骨盤をまっすぐに保つとは。
その答えがここにあります。
知って良かった、学べて良かったと思える内容が惜しみなく収められた参考書。
背骨の構造。肩の構造。骨盤の構造。その役割、機能。
本当に私は何も知らなかったー。

今のところ、
・肩を上げる癖を直せたこと。
・踵からカンカンと歩く癖を直せたこと。
・ジョギングでも脚を骨盤から出せるようになり膝下の疲労感が激減したこと。
・・・と、与えられた知識が結果につながっている例としてはまあそんなところかな。
まだまだ読み足りないけど、長く親しんでゆっくり学んで自分のものにしていきたいな♪


by nanakusa_7793 | 2012-08-12 20:48 | Health & Body


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